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若者と転職

石の上にも3年とは、よく言ったものですが、最近の新卒の就職者が、3年を待たずとも転職を繰り返すようなニュースをよく耳にするような出来事が現代社会の象徴とされる風潮もみられています。こういった現象は、正しいとも間違っているとも言い難いのが、昨今の就活状況なのかもしれません。小学校、中学校、高校や大学という教育機関という枠の中で、学生たちが将来の自身がどのような職業に就き、生涯をどのように全うして行くのかといった、ビジョンを描く機会が十分に与えられているのだろうかという事を考えさせられます。現状、世の中が若者たちの早期転職を生み出しているのかもしれないという、日本の社会的しくみを見直す地点に立たされているのかもしれません。働き方に関する多くの人々の声が集うサイト上の掲示板などを眺めていると、多くの書き込みは、ブラック企業などに関する、悩みや愚痴がそのほとんどを埋め尽くしている光景があります。そこには、サービス残業、パワハラ、セクハラ、女性差別など・・・、多くの雇用側への不満が書き述べられています。こんなにも不満を抱え、満員電車に揺られ、不満だらけの職場でどのような仕事をしているのだろうかと想像するだけで、嫌な汗が出るほどの書き込みです。現代の日本社会は、戦後の高度成長期を土台に、世界的にも飛躍し、その姿を七変化させてきました。戦後の不況には、社会全体の人々が豊かな生活を夢見て、寝る暇を惜しんで働く事が、当たり前の時代であったとされています。そのように馬車馬のように走り続けてきた社会が、現代社会に生きる若者たちに、いったいどのようなバトンを渡したというのでしょうか?豊かな生活を夢見た多くの人々は、いつしか高学歴、高収入の生活を夢見るようになりました。高学歴、高収入は、あくまでも目標であり、通過地点であって、ゴールではないという事を知りながら受験競争や就活戦線に挑む学生たちはどのくらいいるのでしょうか?もちろん、どの時代も社会生活や競争社会は、決して甘いものではありません。ですが人々の生活の礎となる「働く」という事が、ブラック的な闇に押し潰されないよう、その意義を教育機関の在り方も踏まえて見直す時期におかれているのではないかと、若者の早期転職のニュースを見る度に考えさせられます。転職は、決して悪い事ではありません。ですが、若者自身が理由や目標を見失って転職を繰り返す社会は、良い社会現象とは言えないはずです。転職は、自身の目標や考えもって自分の意志で行うものだという事を、当たり前の世の中にしていきたいと考えています。

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